ビタミンE不足が招く怖い症状とは?疲れ・肌荒れ・老化を防ぐ方法を徹底解説!

栄養

「最近、疲れやすいかも」 「なんだか肌がカサカサする」 「疲れているのか老けて見える気がする、、」こんな悩みを抱えていませんか?

それ、もしかするとビタミンE不足が原因かもしれません。ナッツ類などに多く含まれるビタミンEは、「若返りのビタミン」と呼ばれるほど、身体にとってとても大切な栄養素です。ただ、知らないうちに不足してしまい、体調不良や老化の加速を引き起こすこともあるんです。

この記事では、ビタミンEの不足がもたらす健康への影響や、その解消方法を解説していきます!!

記事の信頼性:筆者の特徴

・国立大学大学院農学部卒

・某食品会社の研究開発職勤務

ビタミンEとは?健康によい理由

ビタミンEは、別名「トコフェロール」と呼ばれる栄養素で、強力な抗酸化作用を持つ脂溶性ビタミンの一種です。その強い抗酸化作用から細胞を酸化ストレスから守ることで、健康や美容を維持するために重要な働きをしています。

細胞を守る「抗酸化作用」

私たちの体内では、呼吸や代謝によって活性酸素という物質が発生します。この活性酸素は、細胞を傷つけることで、老化や病気の原因となってしまいます。しかし、ビタミンEはその強力な抗酸化作用によってこの活性酸素を無害なものとし、細胞を保護することが出来ます。そのため、肌や血管が酸化することを防ぐことが出来るのです。

血行促進で冷えや肩こりも改善できる?

ビタミンEは、冷え性や肩こりに悩んでいる人にも効果的です。ビタミンEには、血管を拡張させて血流を良くする効果があります。血行が改善されると、冷え性や肩こりが和らぎ、酸素や栄養素がしっかり体の隅々まで届きます。

ホルモンバランスを整える

ビタミンEはホルモンを分泌する副腎皮質や脳下垂体といった器官に多く分布することが分かっています。そのため、ビタミンEを摂取することで、生理不順や生理前のイライラ、更には更年期障害の症状緩和にも役立つとされています。

参考文献内科・小児科マリヤクリニック

ビタミンEが不足すると?どんな病気になりやすい?

ビタミンEには様々な健康効果がありますが、不足するとどのような病気になるのでしょうか。ビタミンEの不足はさまざまな不調や病気のリスクに繋がります。具体的な症状を見ていきましょう。

ビタミンEが不足すると① 疲れやすくなる

ビタミンEが不足すると、血管や赤血球が硬くなったり、疲労物質がたまってしまい血流の悪化に繋がります。血流が悪化すると酸素や栄養が体中に行き渡りにくくなり、慢性的に疲労感を感じることが多くなります。いくら寝ても疲れが取れないな、、と感じている人はビタミンE不足が原因かもしれません。

ビタミンEが不足すると② 肌荒れやシミ・シワが増える

ビタミンEが不足すると体全体の抗酸化作用の低下に繋がります。そのため、活性酸素によって肌細胞がダメージを受けやすくなり、肌荒れや乾燥、シミやシワが目立ちやすくなります

ビタミンEが不足すると③ 老化の加速

ビタミンEが不足することで、体の抗酸化作用が低下します。その影響は外側の肌細胞だけではなく、血管や内臓にも活性酸素のダメージはあります。血流悪化などにつながり、生活習慣病のリスクも高まってしまいます。

ビタミンEが不足すると④ 免疫力の低下

ビタミンEが不足すると、血流が悪くなったり、身体の細胞が酸化されてしまいます。さらに細胞だけでなく、免疫細胞も活性酸素により攻撃されてしまいます。そのため、ビタミンEが不足すると免疫力が低下してしまいます。

ビタミンEを効率良く摂取するには

ビタミンEが不足してしまうと身体に様々な悪影響を及ぼしてしまいます。そんなビタミンEを日々の食事から摂取したいと思いませんか?ビタミンEは脂溶性といって油に溶けます。そのため、サプリメントよりも、食事中に摂ることで食材の油にビタミンEが溶けだし、体内への吸収性が高まります

ちなみに厚生労働省によると成人のビタミンE摂取量は男性が7.0mg、女性は6.5mgです。サプリメントだけでなく、日々の食卓にビタミンEが多く含まれている食品を取り入れていきましょう!

ビタミンEを豊富に含む食べ物① ナッツ類

アーモンドなどのナッツ類にはビタミンEが豊富に含まれています。特にアーモンドは100gあたり29.8mgものビタミンEを含んでいます。手軽に食べられるので、おつまみやサラダのトッピングなどにおすすめです!

ビタミンEを豊富に含む食べ物② 植物油

ひまわり油やオリーブオイルなどの植物油にもビタミンEは多量に含まれています。例えばひまわり油は100gあたり、41.08mgものビタミンEが含まれています。ドレッシングとして使えば野菜と一緒にビタミンEを摂ることが出来ます!

ビタミンEを豊富に含む食べ物③ 緑黄色野菜

ほうれん草やブロッコリーといった緑黄色野菜にもビタミンEは多く含まれています。ほうれん草や100gあたり2.1mg、ブロッコリーには1.5mgのビタミンEが含まれています。野菜を油と一緒に調理するとビタミンEは油に溶けるため、体内に入った際に吸収性が高くなります。

食品だけでなく、お菓子からビタミンEを摂取する方法もあります!

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ビタミンEの不足には気を付けよう

今回紹介したようにビタミンEは健康・美容・老化防止に欠かすことが出来ない栄養素です。ビタミンEの不足は疲れやすさや肌荒れ、老化の加速など様々な不調を招く原因となります。

普段の食事にナッツ類などの食べ物を入れて、効率良くビタミンEを摂取していきましょう。

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